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1996年1月28日、その予期せぬ悲劇は起こった。

米東部標準時間午前11時39分、轟音とともに
ケネディ宇宙センター39B発射台を
離れたミッション51L「チャレンジャー」は
72秒後に突然として紅蓮の炎に包まれた。
この瞬間、最もアメリカ的な側面を代表する
宇宙飛行士7人の尊い生命が失われた・・・・・

この7人の宇宙飛行士の中に、ハワイのコナ島で生まれ育ち、
少年の頃から宇宙への旅立ちを夢見て
実現された日系三世の米軍将校がいた。

つねに笑顔を絶やさず、黙々と自己の目標に邁進した男。
高校卒業時「風は偉大なる者を燃え立たせる」の
一句を処世訓に選んだ男。
自らの夢を実現することによって
ハワイのほこりとなった男・・・

その男の名を『エリソン・S・オニヅカ』という。

エリソン・オニヅカの曽祖父は浮羽町の出身で
名をイチヘイといった。
エリソンは、1983年に妻や娘たちと母を連れて浮羽町にある
鬼塚家代々のお墓参りへ訪れた。
浮羽町では、エリソンを郷土の英雄として
今でも語り継がれている。